【部落解放共闘九州ブロック県民会議・第27回総会】
2023年02月09日(木)
2023年2月8日(水)~9日(木)にかけて、北九州市小倉北区・小倉リーセントホテルで開催されました。
中川育江議長あいさつに始まり、次第に沿って2022年度の報告が行われた後2023年度の活動方針、予算、役員体制の確認がなされ、最後に「総会宣言」が読み上げられ採択されました。
総会後は「組坂委員長の半生を通して部落問題を考える」と題して、パネルディスカッションが行われました。
新谷恭明コーディネーターの進行で、山﨑健・西日本新聞論説委員が、組坂繁之・部落解放同盟福岡県連委員長の半生における活動を、聞き書きによる「出会い思い合い」と題し120回のエピローグを連載した一幕も紹介されました。
なかでも「○○よりは、ましだ。」の潜在的偏見が、人種、民族、社会経済、その他の不平等につながる、意図しない差別の原因であるという言葉は印象的でした。
翌9日(木)は、「北九州市の部落差別について現地で学ぶ」フィールドワークが行われました。
福岡県は過去に多くの部落があり、西日本最大ではといわれたのが北九州市の北方(きたがた)地区とのこと。当時は住宅が密集し迷路状態であったらしく、1980年代半ばから1990年代半ばにかけての環境改善改良事業により、現在は解消されているとの報告がありました。