連合宮崎  
map mail
HOME 連合宮崎とは これまでのニュース 地協だより 連合宮崎加盟組織 リンク
事務局長の部屋 組合とは・労働相談室 宮崎中央ふれあいユニオン 退職者団体連合
事務局長の部屋

主張
No.12 就職差別は許さない
 「親に相談しましたか」。2004年、高校生の就職面接での質問です。親のいない生徒はどう答えたらいいのでしょう。短大の面接ではこんな質問も。(母子家庭の母親の収入について)「その仕事で、生活は大丈夫ですか」。1991年頃、短大の授業料の支払いができるのか確かめたくて、大学関係者から先の質問はなされたそうです。「その仕事以外に、夜の仕事か何か…」と質問された生徒は、追従笑いをしながら「していない」と答えたそうです。その生徒は、学校への報告の際、追従笑いをしてしまったこと、毅然として答えられなかった自分を許せないと言っていたそうです。
  私事ですが、私の父は1964年11月に亡くなりました。小学4年生の時です。6年生の時、学校の調査で「お父さんの仕事は」との項目がありました。その時、一瞬でしたが「どうしよう」と感じたことを思い出しました。
 1960年代まで、企業独自の応募用紙・市販履歴書・身元調査・企業の家庭訪問に疑問を抱くものはいませんでした。また、戸籍謄本の提出も常識化していました。それに対して運動した結果、1971年に近畿統一応募用紙の使用が始まり、72年に福岡、73年に全国へと普及しました。その後も応募用紙の改定は続いています。95年に、「家族」・「行動と性格の記録」欄の削除、「推薦事由」欄の設定を内容とした改定モデル案を提起、翌96年統一応募用紙改定。05年には、「保護者」欄の削除、生徒印鑑削除がなされる等、関係者のたゆまぬ努力によって一定の成果をあげてきました。
 しかし、そうした努力が続けられる中で、面接における不適切な質問は、今も報告されています。県同教の調査によると、不適正選考の報告件数は2005年度:28件、2006年:32件、2007年度:44件と、年々増えてきています。違反質問の内容を見ると、「家族の職業」・「家族構成・続柄」とつづき、「友人・知人関係」がそれに続いています。この数字はあくまでも学校から報告してきた件数であり、忙しくて生徒から十分な聞き取りができないため報告をしない学校もあるとの事で、実際はもう少し多いのではと考えられます。
 6月25日、部落解放共闘宮崎県民会議(連合宮崎、部落解放同盟宮崎県連、県人権・同和教育研究協議会の三者で構成、議長は横山節夫連合会長)は、宮崎労働局長に対し、「就職差別撤廃に向けた要請書」を提出しました。部落解放共闘九州ブロック県民会議(議長は、横山節夫部落解放共闘宮崎県民会議議長)では、5月に開催した幹事会で、目に余る不適切質問の横行に対し、今年は九州各県が統一して労働局、県知事に対し要請行動を行うことを決定し、その決定に基づいた行動です。
 私たちは、採用選考にあたっては応募者本人の適正・能力に直接関係のない事項を採否決定の判断の資料とせず、本人の基本的人権を尊重した合理的な選考を実施することを求め続けています。これから新社会人として未来を切り拓いていく学生、生徒の皆さん、就職の機会均等の確保のため、私たちは粘り強く運動を続けていきます。


HOME連合宮崎とはこれまでのニュース地協だより連合宮崎加盟組織リンク
事務局長の部屋組合とは・労働問題相談室宮崎中央ふれあいユニオン退職者団体連合
Copyright 2007 日本労働組合総連合会宮崎県連合会(連合宮崎)