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No.11 21世紀半ばBB大量発生の恐れ (樋口恵子さんの講演から)
 「BB」とは何か。さる5月17日(土)東京、一ツ橋ホールで開催された「安心と信頼の医療と介護」2008中央集会に参加した(前日の16日、最低賃金委員の研修会があり、その流れで参加)。これは連合「医療・福祉」部門連絡会が主催する集会で、午前中、樋口恵子さんが、「助け合い立国・心丈夫社会へ」という演題で基調講演をされた。
 はじめに、『青少年が見る「日本の福祉」』について、第7回世界青年意識調査報告書(平成16年内閣府:調査の実施時点で18歳から24歳までの青少年)から、『あなたは、自国は何か誇れるものを持っていますか』との質問があり、「1.歴史や文化遺産、3.文化や芸術、6.科学や技術、13.治安のよさ、18.わからない・無回答」と18の選択肢から複数回答する、そこから日本の青少年について解説された。
 日本の青少年が自国で誇れるものは、@歴史や文化遺産、A治安、B生活水準、C科学や技術、D自由で平和、の順。全17項目の中で(18.わからないを除く)「社会福祉」という項目の順位は12位(7.3%)と低い。これに対して、ドイツ4位、スウェーデン6位、しかし、韓国14位、アメリカは16位。日本の青少年にとって、自国の社会福祉は、あまり誇れるものではないのだ。
 次に労働統計から、青少年(15才〜24才)の非正規割合、厚生年金被保険者割合を男女別にみると、非正規割合は男性:45.6%,女性:50.4%、厚生年金加入割合では男性:53.2%,女性:52.6%であり、この世代では意外と差がない。ところが全年齢の非正規割合は、男性:18.3%に対し女性:53.5%と大きく開いている。
 また、雇用者の公的年金加入状況(男女とも20才〜59才)をみると、男性ではおおよそ85%の雇用者が第2号被保険者(本人が厚生・共済年金等に加入)だが、女性では、第2号被保険者は60%を切っており、第1号被保険者(国民年金加入者)15%強、第3号被保険者(厚生・共済年金等の被扶養者)20%強となっている。そして、男性も含め1号が、女性は3号も徐々に増加してきている。雇用者は、企業負担のない1号、3号に追いやられ、退職後は少ない年金で生活することになる。
 そろそろタイトルのBBの話、だがその前に、男女の賃金格差についてもう少し。日本では男性を100とした場合、女性は67程度、英・仏・独では女性がおおよそ70〜80、スウェーデンでは女性93。女性の出産退職の割合を85年と04年で比較すると、35.7%から41.3%に増加している。上記のことを総括すると、女性は非正規労働者が多く第2号被保険者も少ない、すなわち「安月給」ゆえに「安年金」の人が多いことになる。
 日本の人口推計によると、2050年には、65歳以上が40%を占め、そのうち女性は60%を超えるという。すなわち、日本の人口のおおよそ4分の1が65才以上の女性で占められる。「安月給」ゆえに「安年金」、樋口氏は「21世紀半ばにはBB(貧乏ばあさん)大量発生の恐れ」と指摘された。BBは、あくまで樋口恵子さんの表現。
 42年も先のこと?否!いまから対策を講じなければ間に合わない。今後生まれてくる子どもたちに、ツケ回しをすることは許されない。


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